太極拳の要項に「虚領頂勁」がある。
これは、百会穴を上に持ち上げるように。とか
押し上げるように。とか
頭上から引っ張りあげられているように。とか
吊るされているかんじ。とかいろんな表現がされている。
太極拳を始めたころは
紐のついた操り人形のようにとか
頭の上に置いた本を押し上げるイメージでとかいろいろやったな
そうそう~
上から順番に考えながらやってたな・・・
頭は吊り下がられているように、顎は少し引いて首を伸ばし
胸は張らず背中の皮を伸ばすように・・・ なんて・・・
そんなんじゃ、ますます固くなって緩むわけがなかったのにね
それに、放鬆(ファンソン)も、リラックスする肩の力を抜く・・・
程度にしか理解してなかったし出来なかったしね
それは・・・
一朝一夕に出来るものではないのですよね。
それは
筋力を用い自分の意思で上げたり支えたりしている
のでもないのですよ
そうなった時の状態を説明すると
押し上げられていき吊り下げられているような感覚なのだな。
最近、ネット検索していて
私にとって一番分かりやすく簡単に出来たのは
↓
「頚椎を下方向に放松しながら引き伸ばすように意識すると
簡単に力が抜け、放松は自然に下方向に向い、含胸抜背、
沈肩堕肘が生じ、気沈丹田、松腰敛臀へと続いていく・・・
身体の内側では上下に引っ張り合う劲のバランスを感じ取る
ことが出来る・・・
もし頭が吊り上げられていると、下半身にかかる体重を
軽減することが出来るので、動作そのものも生き生きとした
ものになります。」
↑
北京で太極拳
http://takeichi3.exblog.jp/8340098/
こちらのブログのこのページより
一部抜粋させて頂きました。
(リンクが貼れませんでした)
と、いうことは・・・・
太極拳の基本要項である
虚領頂勁・沈肩墜肘・含胸抜背・気沈丹田・・・ などは
頭、肩・胸・・・とかに対して、別々の部位への要求ではなく
身体全体に対しての要求を、部分的に説明しているだけ
なんですよね