太極拳においての勁の運用はそれぞれの特徴として
「陳式太極拳は纏絲勁」
「楊式太極拳は抽絲勁」
と以前から聞いてはいたが
イマイチ よく分からない・・・
陳式太極拳
纏絲勁(てんしけい)
回転(自転)しながら螺旋状に。
螺旋状にさらに捻りが加わる。
纏絲は
糸を巻き付ける、絡ませるという意味
楊式太極拳
抽絲勁(ちゅうしけい)
よく聞く言葉である
「勁力の運用は糸をつむぐが如し」
糸を紡ぐとは・・・ 撚る・・・ 捻じる・・・
楊式は
大きなゆっくりな螺旋・・・
力はこわばらず、 滞らず、
速度は急に早くなったり急にゆるむことなく
一定の速度(等速運動)を保ち、
柔らかく緩やかでむらのないスムーズな動作が
抽絲勁といわれるのか?
纏絲勁は陳式独自のものだとか・・・楊式にもあるとか・・・
流派の違いではなく
初心者の細い糸のような勁を抽絲勁という
とか?
力の運用の事ではない・・・
発勁するための勁の練り方だ・・・
制定拳や規定套路は
伝統拳とは全く別物で、纏絲勁は・・・
ネット上で検索すると、
様々な事が書かれていて
他者の非難をしているものも・・・
なんでだろう
私は今、楊式太極拳(規定套路)の練功をしているが
(数年のブランク 最近、再開)
以前やっていた48式や総合剣の陳式の発勁動作は
楊式の時とは違い、色んな所の筋肉に力は入っていた
明勁の発勁がどこまで出来ていたかは分からないが・・・
発勁は陳式だけのものではない
楊式は暗勁でも発勁もされている
規定と伝統の違いは?
現在、私は自己練功だけれど
指導を受けなければ勁力は鍛えられないのか?
と、いろいろ考えてみたが
結果、
今の私には、どうでもいい
自分の出来ることを、ただやるだけである