2011/09/17

伝統拳・制定拳・規定套路←どれも太極拳でしょ!

伝統拳中国武術として継承されてきた太極拳
 陳式太極拳、楊式太極拳、呉式太極拳、孫式太極拳、
武式太極拳の五大流派  など

制定拳中国政府が学びやすいように編成した太極拳
24式太極拳、48式太極拳、88式太極拳、32式太極剣など

 規定拳(規定套路) 
 競技用として編成されたもの 
・様々な伝統拳を取り入れた総合太極拳(42式)
・個々の伝統拳の規定套路 
・総合剣(42式剣)
 

・陳式太極拳
太極拳の源流

最も早く生まれ、他の太極拳の母体になったのがこの陳式太極拳。河南省温県の陳家溝で、陳氏一族によって明代の末頃に創始された。一族の間で脈々と密かに伝えられてきたが、近代になって一族の名人陳発科(1887~1957)が北京に出て、普及に努めたため、その強さが天下に認められ、世に広まり始めた。特徴は纏絲勁が明確で、発勁、震脚の動作がある。現代では套路も整理されて、老架一路、老架二路(炮捶)、新架などがある。

・楊式太極拳
最も普及した優美な太極拳

五大流派のうちで最も愛好者が多いのが楊式太極拳。楊露禅(1799~1871)は陳家溝で働いていたが、その素質から特別に秘伝である陳式太極拳を学び、十数年の修行の末、太極拳を初めて世に出すと共に、楊式太極拳を創始した。その子息である楊健侯、楊班侯の代までは、発勁を含んだ陳式太極拳に近い型であったが、孫の楊澄甫(1883~1936)は太極拳をより学び易くするために、動作を大きく伸びやかにして、大架式に改めたため、大変に普及した。特徴は伸びやかで、動作は穏やかであり、剛柔を含み、独特の風格を自然に表現することができる。現在ではその子息の楊振鋒、澄甫の高弟の傳鐘文が有名である。

・呉式太極拳
独特な姿勢で柔を主とした太極拳

楊露禅の次男楊班侯は武禹襄から陳式太極拳小架式を学び、楊式太極拳小架式を作った。楊班侯の弟子の全祐(1834~1902)は息子の呉鑑泉(1870~1942)と共に、楊露禅から大架式を学び、楊班侯から小架式を学んで、長年研究して呉式太極拳を創始した。呉鑑泉は上海の武術学校で教えたため広く普及した。呉式は露禅の大架式と班侯の小架式の特徴を持ち、柔を主とした太極拳であるが、姿勢や気の運用に独特のものがある。

・孫式太極拳
形意拳、八卦掌、太極拳の三派からなる太極拳 

形意拳、八卦掌の名手であった孫禄堂(1861~1932)は、武式太極拳の第三代伝承者の郭為真から武式太極拳を伝授され、長年の研究を経て、形意拳、八卦掌の要素を太極拳に取り入れ、孫式太極拳を創始した。特徴は、技法の全てに形意拳の理論が取り入れられ、独特の開合手を行う。

・武式太極拳
陳式太極拳から生まれた小架式の太極拳

河北省永年県の武禹襄(1812~1880)は、同郷の楊露禅から陳式太極拳を学び、陳式太極拳小架式の創始者である陳青萍から新架式、小架式を学んで、武式太極拳を創始した。特徴は技法の全てが小架で手を出した時も、つま先を越えることはない。また独特の呼吸法を行う。


太極拳武術太極拳中国武術


太極拳は、今すんなり出来るのは24式だけ 
これはちょっとずつ忘れている・・48式、楊式規定
ん・・・ ?? 忘れた 長すぎ・・・ 楊式伝統套路
剣とかも忘れてるな~

現在、毎日ちょこっとの練功で
それも部屋の中でやっているから普通に套路は出来ない
よって、24式自選套路、抜粋套路にて練功中!

ちょっことでも、
毎日すれば、集中すれば よいのである

  

今は、健康の為と、
いろんな感覚を楽しむためにやっているので
忘れている套路を、あえて確認する気もないし
24式で十分なんだけど

24式は入門用に作られた太極拳体操だから
最初から最後まで氣をつなげて行うのは無理 とか
無理に氣を繋げていると体を壊すみたいなことを
ネット上で目にするけど

そうなのかな?


太極拳の基本を
学びやすく纏めた套路なのだから
段階に沿った練功の仕方をすれば
同じものでも、違う味わい方が出来るのでは?

私の場合は
無理に繋げているのではなく、
味わいたいのだから

繋がらなかったら、切れるだけだから

だいじょうぶだ~~